競馬において、着順が決まる要素として様々なものがあります。
その要素をいかに見つけ出してジャッジすることが重要なのですが、それでも主観的に予想してもうまく行かないことが多いです。
特に、初心者の方が主観で予想してもうまくいきませんよね。
そこで有効となるのが、指数です。
競馬では様々な指数があるのですが、そもそも指数とは一体どのようなものなのでしょうか?
ここでは、競馬における指数の基本や、魅力について解説します。
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そもそも指数とは一体何?
そもそも、指数とは一体どのようなものなのでしょうか。?
一般的な指数の意味としては、以下の2つがあります。
- ある数・文字の右肩に記して、それを何度掛け合わせるかを示す数字・文字
- 統計で、物価・賃金・生産高など同種のものの時間的変動を示す数値。基準となる時点の値を100とし、百分比によって表している
参考元:コトバンク
コトバンク
後者が特に理解しやすく、順となるものを100として、それより低い場合は100を下回り、逆に上回れば100を超えます。
例えば、日本の2020年の中位年齢は48.9歳となりますが、48.9歳を100とします。
もし、60歳の方の場合は48.9歳より上なので、年齢を指数化すると100を上回ることになります。
逆に、30歳の方が入れば100を下回ることになるのです。
主に統計学などで使用されたり、物価指数などの経済状況を示すものとして指数が活用されています。
競馬における指数とは?
競馬においても、指数を幅広く使用しています。
指数とは馬の強さを数字に表したものです。
例えば、馬の能力を平均化して、平均より高ければ指数が上昇し、低ければ低くなります。
競馬は、馬場や展開などで大きく結果が左右されることになりますが、指数ではなるべく各要素を加味して指数化することで、馬の真の実力を数値化することが目的になります。
馬券を買うときに役立てれば、的中率を上げることは間違いありません。
競馬における指数のメリットとデメリット
競馬において、指数を用いて予想することによって、様々なメリットとデメリットがあります。
メリットだけでなく、デメリットをしっかり把握して利用することが重要です。
主なメリットとデメリットとしては、以下があります。
メリット
指数を用いることによるメリットとしては、馬の能力が数値化される点に尽きます。
どんなにパワフルに見える馬であっても、本当に強いかどうかはわかりませんよね。
ただ、指数であれば一目瞭然でその馬が強いかどうかをチェック可能です。
よって、競馬初心者であっても馬の能力を知ることができるのです。
また、指数によっては今回出走するレースにおいてパフォーマンスを発揮できるかどうかも予測できます。
例えば、近走指数を上昇させている馬であれば、次のレースでも上昇が見込めます。
他にも、指数がレースによって乱高下しているのであれば、性格的にムラがあったり得意不得意がはっきりしている場合があるのです。
このように、単に能力を示すものだけでなく、しっかり過去の内容を分析すれば次走の好走率をはじき出すこともできます。
デメリット
指数のデメリットとして、完璧に能力を見出すことはできないという点があります。
最初に説明したとおり、競馬には様々なファクターがあって、一つの要素で決まることは稀です。
指数の場合、ベースとなる要素があって、後は他の要素で微調整して算出します。
よって、ベースとなる要素ではない部分で好走したり凡走しても、それを見抜くのは不可能なのです。
これもあるので、指数をベースとした予想をするのはおすすめですが、それだけで予想せず他のファクターも取り入れて予想する方がうまくいくことが多いです。
他にも、スピード指数の場合は過去の出走レースを数値化して評価することになりますが、新馬戦や初芝・ダートなどの経験がない馬には適用できない点があります。
もちろん、血統を指数化した場合などでは初出走の馬であっても指数化はできますが、すべての指数が一律全レースで用いることができないという点は理解しておきましょう。
主な競馬における指数は?
競馬において用いられる指数は数多くあります。
その中で、主な指数としては次のようなものがあります。
スピード指数
競馬の指数の中で、もっとメジャーなのがスピード指数です。
昔から馬の能力を数値に起こす試みは昔からのテーマです。
その中で、1975年にアンドリュー・ベイヤー氏によって提唱されたものがスピード指数の元祖と言われています。
スピード指数の基本的な思想としては、「全ての馬が同じ馬場状態の同じコースを同じ負担重量で走ったと仮定してそのタイムを比較する」というものです。
参考元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%89%E6%8C%87%E6%95%B0
これは、ボクシングにおけるパウンド・フォー・パウンドなどの考えに近いものがあります。
具体的には、各競走馬のレースにおける走破タイムをベースとして、レース距離や負担重量、コース形態、馬場状態などによる数値の調整を行い指数を算出しています。
日本においても広くスピード指数が用いられていますが、1992年に西田和彦さんが競馬最強の法則で提唱したものが契機となって、一般の競馬ファンにもその存在が広く認知されました。
スピード指数は、主に以下の計算式で算出されます。
スピード指数= (基準タイム-走破タイム)×距離指数+馬場指数+(斤量-55)×2+80
上がり指数
スピード指数に加える形で利用することが多い指数として、上がり3ハロンに対する指数です。
上がり3ハロンとは、ゴールから逆算して3ハロン(600m)のことを指します。
競馬のレースにおいて、ゴールまで3ハロン~4ハロンの地点からペースを上げるすることが大半です。
そこで、終盤3ハロンの走破タイムを上がり3ハロンと呼び、終盤4ハロンの走破タイムを上がり4ハロンと呼ばれています。
前者はレース終盤において示したパフォーマンスを示し、後者はレースそのものの内容を測る指標となります。
これを指数化することで、パフォーマンスとレースレベルを同時に数値化することができます。
ペース指数
ペース指数とは、走るペースを指数にして数値化したものです。
数値が低いとペースが遅く、高いとペースが速いことになります。
ペース指数だけで評価してもあまり意味がなく、上がり指数を組み合わせて考えるのが一般的です。
レース展開を考える上でペース指数を参考にするのが有効的で、スローペースの馬が多く出走していれば逃げ馬が有利になりがちです。
展開を考える上でペース指数を重要視するケースが多く、利用する時は上がり指数と共に組み立てるのがベターです。
指数はどこで入手できる?
競馬の指数は、主に以下から入手することができます。
- 競馬新聞(競馬エイトなど)
- ホームページ
- ブログ
競馬新聞の場合でも、電子データとして購入することもできます。
ホームページでは、競馬ポータルサイトや個人ページなどで入手できますが、西田式などの著名人の指数は有料であることが多いです。
指数の算出方法は一般公開されているので、自作でブログなどで公開されているケースもあります。
中には、プロ顔負けの精度を誇る指数を無料公開されているケースもありますよ。
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競馬初心者にとって、どんな観点で予想すればよいか悩むものです。
その点で、指数を用いればだれでもかんたんに予想できます。
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