競馬を予想する上で、指数はとても参考になります。
ただ、指数と一概に言っても様々な種類があります。
代表的なものとして、スピード指数がありますよね。
他にも、関連する指数としてラップ指数が存在しています。
では、ラップ指数とは一体どのようなものなのでしょうか?
ここでは、ラップ指数の概要とおすすめのラップ指数を公開しているサービスを紹介します。
ラップ指数とは?
ラップ指数を知る前に、まずはじめにラップについて解説します。
レースのペースや展開を推測する上で、ラップタイムを使い推測するケースがあります。
ラップタイムを使って予想する方法を、ラップタイム理論と呼ばれており、重要な予想ファクターの1つとして広く用いられています。
競馬では、1ハロンと呼ばれる200m単位で距離が区切られています。
その1ハロン毎にに計測された時計を、ラップタイムまたは単にラップと呼ぶのです。
ラップタイムは、先頭の馬で計測するレースラップのことを指しており、勝ち馬のラップのことではないので注意しましょう。
レースのペース、展開を推測する上で、ラップ理論は重要なファクターとなります。
過去のレースをラップタイムで分析することによって、そのレースではどのような能力の馬が有利だったのかを把握できます。
ラップタイムの分析をベースとして、レースペースが判断することが可能です。
ペースは、主にハイペースとミドルペース、スローペースに分類されます。
基本的に、ハイペースの場合は差しや追い込み馬が有利となり、スローペースの場合は逃げや先行馬が有利です。
ミドルペースの場合は、脚質のいずれを問わず総合的に馬の実力差によって決まることが多いです。
ラップタイムを使用することで、出走馬の能力を把握できてレースのペースを推測し展開をシュミレーションすることが可能です。
予想をする上で、とても参考になる目安となるのですが、ラップ理論を数値化したのがラップ指数となります。
ラップ指数を公開しているサービスを紹介
ラップ指数を公開しているサービスは、決して多くありません。
また、単独で使用するというよりは、スピード指数と組み合わせて使用するなどの方法が取られています。
その中で、特におすすめしたいサービスとして、以下があります。
ハイブリット時計理論
参照元:https://note.com/teamtakeda/n/nafe27e8718ef
ハイブリット時計理論は、武田優駿さんが開発した理論です。
スピード指数とラップ理論の融合を図っていて、高い的中率を誇っています。
それぞれの良い点を取り入れており、最適な割合としてSP指数60%:ラップ理論40%で指数を構成しています。
指数自体は公開されていませんが、この指数を使用した予想をチェック可能です。
他にも、オッズ解析など様々なファクターを用いた予想を提供しており、また読み物も多くてとても参考になります。
夏目耕四郎
参照元:https://ameblo.jp/546natsume/
夏目耕四郎さんは、テレビ番組でもおなじみの予想家です。
ラップ理論をベースとして、オジリナルのギャップレートと呼ばれる理論を公開しています。
ギャップレートとは、過去の同一レースにおけるラップの割合を3つの区間に分けて、今回出走する馬がその区分にどれだけマッチしているかを評価します。
バッチリ合うほど好走率が高く、逆に全く異なるラップを刻む馬を軽視する予想となります。
夏目スコープと呼ばれる有料予想を公開しているので、是非参考にしてください。
半笑い
半笑いさんは、分析力に長けた予想家として知られています。
革新的なラップ理論で競馬予想界に新風を吹き込んでおり、多くのフォロワーがいます。
半笑いさんの中で、、レースの中で先頭を走った馬が計時したレースラップを差し、テン-中盤-上がりで表記します。
ハイラップで底力を発揮できる馬は、スローになればそれなりに切れる上がりが使えると想定できるのですが、スローで抜群の瞬発力を発揮できる馬がハイラップの底力勝負でも優位を保つのは極めて難しいと考えをベースとしているのです。
更に、このハードルは特に若駒に関して高いという想定となっています。
前傾や一貫ラップなどの中盤が速いレースが、底力を問う流れという考えのもと、馬の本質的な力=格を表すパフォーマンスは、中盤が速いレースと考え、中盤ラップ理論と称している持論の骨子であります。
有料予想となりますが、的中率が高く当たると評判です。
ロジカル競馬
参照元:https://logical-keiba.com/
ロジカル競馬は、なぜ好走すると思うのかという明確な根拠を持った競馬予想を目指すサービスです。
当たり前のことを、当たり前に目指すという意味で、シンプルな予想スタイルとなっています。
ただ、実際にはラップだけでなく血統や系統も重視した予想となります。
当初はラップ予想をベースに予想していたのですが、適性を見極めて有力馬を見限ることができた反面、どの馬を推して良いのかというストロングポイントが見つけにくいという弱点が発覚しました。
ラップタイプの分類である、後傾ラップ、平均ラップ、前傾ラップでの好走経験と決め脚タイプの分類である、ロングスパート・バテ差し、瞬発力という好走条件では、複数適性を持った馬が存在して買い目の絞り込みが難しいのです。
そこで、血統を加味することでより精度の高い予想を実現できています。
4世代の系統までファクターに入れているのも特徴であり、穴馬もしっかり拾えます。
LB指数
LB指数は、主に競馬の2〜3歳クラシックを定点観測している予想ブログです。
LB指数(ラップバランス指数)とは、レースラップを上がり3ハロンと前半に分割して、そのバランスを指標化しています。
また、2つ目の指標である伸びしろランクを組み合わせることで、タイムが遅い2~3歳戦でも多角的な視点で能力を予測して、クラシックを楽しくすることがLB指数のテーマです。
LB指数では、タイムの早い遅いよりもペース配分のバランスに数値が影響されるけいこうにあります。
スローペースでタイムが遅くなった場合でも、そのペースに対して上がりが早いことで瞬発力が優れていると判定されて指数が上昇します。
逆に、ハイペースでタイムが早くなったとしても、上がりが掛かり過ぎる場合はペースの影響が強いと判定され、指数が下がるケースもあるのです。
伸ランクとは、LB指数本体と同じく上がり3ハロンと前半を分割して、コースにおける標準的なラップバランスからの乖離度をSABCDEFランクで表したものです。
LB指数に付随し、指数上昇力とレースタイプの判断に使用します。
伸Sに近づくほど指数が低くなりやすい傾向にあります。
実際の成績を細かく公開しているなど、とても良心的なサービスです。
また、サイト自体がとても見やすく構成されている点も評価できますね。
ラップを極めよう!
ラップ予想は、特に昨今のスピード馬場において重要なファクターとなっています。
ラップ次第では能力の低い馬でも構想できるとあって、穴馬を拾うこともできますよ。
ラップ指数を極めて、より美味しい馬券にありつけると良いですね。